石川県のことば

石川県の方言を解説していきます。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【石川県】あたる【方言】

あたる 【意味】もらう。あたると言っているのに「当たる」ではなく「もらう」なので、ややこしいことになります。 例文 「宝くじあたった!」 訳:宝くじ貰った!「あたった宝くじはずれとった」 訳:貰った宝くじ外れてたもう、当たったのか外れたのかどっち…

【石川県】コケ【方言】

コケ 【意味】(山に生えてる)きのこシイタケやエノキなどスーパーに売っているようなきのこ類は、普通に「しいたけ」「えのき」と言いますが、山へ行って採ってきたきのこ類に限って「コケ」と言います。おもにシバタケ(アミタケ)という、なめこっぽい感じの…

【石川県】かやす【方言】

かやす 【意味】こぼす 例文① 「おつゆ、ほんなとこ置いといたらかやってまうよ!」 訳:お味噌汁、そんなところに置いといたらこぼしちゃうよ!何かが溢れるときに使われますが、 器などの容器から溢れるという感じでもなく スープをスプーンですくったとき…

【石川県】しん、せん【方言】

しん、せん 【意味】しない。打ち消しの言葉。「せん」は西日本の広い地域で使われていますが、「しん」は金沢独特の言葉になります。同じ石川県でも金沢から20〜30分離れた加賀市や小松市では「しん」とは言いません。例文① 「今度みんなでホムパでもしん?…

【石川県】じゃまない【方言】

じゃまない 【意味】大丈夫石川県では「邪魔」は全国共通の妨げるという意味でも使いますが、面倒という意味でも使われます。なので 邪魔+ない=面倒ではない となり、面倒じゃない=大丈夫 という方程式ができあがります。 例文① 「明日ちょっこ遅れるけどじ…

【石川県】1題目2題目【方言】

1題目、2題目 【意味】(歌の歌詞の)1番、2番歌詞の段落を1番、2番というところを、石川県では1題目、2題目といいます。学校の音楽の授業などでもサラっと使われているため、石川県の小学生のほとんどは方言だとは気づいていません。 大人でも、パソコンやス…

【石川県】だちゃかん【方言】

だちゃかん 【意味】ダメだ。ダメだの3文字で終わらせればいい単語を、わざわざ6文字にするという。 例文① 「テレビ電源入らんげん。もうだちゃかんな」 訳:テレビの電源が入らないんだよ。もうダメだな。 例文② 鬼姉1「ガラスの靴履けた?」 鬼姉2「んー!…

【石川県】色は無理やりイを付けて形容詞化【方言】

青い花 赤い花 って言いますよね?では紫色の花の場合は? むらさきぃ花 ですよ!!!石川県では、色はなにがなんでも「い」で終わらせます。赤、白、青、黒は元々「い」がつく色なので、そのまま形容詞化しています。 さらに ピンク→ピンクい 緑→みどりぃそ…