【石川県】かたい【方言】
「硬い」じゃないんです!
かたい
【意味】
行儀がいい、いい(子)、えらい(子)
例文①
ババ「お小遣いあげる」
子「ありがとうございました」
ババ「あらぁ。ちゃんとお礼言うて、かたい子やぁ」
訳:あらぁ。ちゃんとお礼言えて、お行儀いい子だね
年配者の場合、「かたい」がくだけて「かて(ぇ)」になることもあります。
例文②
桃太郎「鬼退治してきたよ!」
おじいさん「かてもんじゃ!」
訳:エラい子や!
いい子。いい子
は
かてこ。かてこ。
となります。
基本、子供にしか使いません。
大人なのに「かてもんじゃ」と言われたら、ちょっとバカにされてます笑
「かて子」の対義語は「きかん子」です。
【石川県】理屈な【方言】
理屈というと、なんだか小難しい説明だったり、屁理屈っていう言葉もあり、ちょっとネガティブなイメージな言葉ですが、石川県ではイメージを一新しています。
りくつな
【意味】感心する。すごいね。
例文
豚A「僕ワラで家作ってん!」
訳:僕はワラで家をつくったよ
豚B「ぼくは木で家作ってん!!」
訳:僕は木で家をつくったよ
豚C「ボクはレンガで家をつくったよ(ドヤ」
豚AB「りくつなー。これならオオカミ入ってこれんわ!」
訳:すげー。これならオオカミも入って来れないね!
理屈な人や。と言われると、なんだか屁理屈ばかり言う面倒くさい人のように感じますが
偉い人だね。すごい人だね。
というニュアンスの褒め言葉です。
褒められたら笑顔で「なーん」とお返しください。
【石川県】ケのカ行五段階活用【方言】
◯◯け?
【意味】◯◯ですか?
疑問文の最後は「か」ではなく「け」で締めくくります。
カ行+「け」だけで、疑問文が完成します。
例文
かーけ 訳:蚊ですか
きーけ 訳:木ですか
くーけ 訳:食べますか
けーけ 訳:毛ですか
こーけ 訳:こうですか
でも、さすがに「毛ですか」なんていう疑問文を使うことは生涯なさそうですが。笑
【石川県】いいじー【方言】
いいじー
【意味】いいね。よかったね。
例文①
「車買ってん!」
訳:車買ったの!
「いーじー」
訳:いいなー
例文②
浦島「竜宮城行ってきてん!」
竜宮城に行ってきたの!
村人「へー!」
浦島「お土産に玉手箱ももらってんよ!」
訳:お土産に玉手箱ももらったんだよ!
村人「いーじー!」
訳:いいなー!
浦島「開けてみっか?」
訳:開けてみようか?
村人「やめときまっし」
訳:やめたほうがいいよ
いいなーうらやましいなー
というときに
「いーじー」
と言います。
英語のeasyとは発音のアクセントが逆になります。
【石川県】ダラ【方言】
これ、重要です。テストにでますよ←
ダラ
【意味】バカ、アホ
例文
ダラんねーか?
訳:バカじゃないの?
ダラなことばっかしとるんな。
訳:バカなことばっかしてるね。
使い方としては、バカやアホと全く一緒です。
オラオラ系の石川県民の方は、他県の方と喧嘩する際「こ◯すぞ!ダラ!」と言っても通じませんのでお気をつけ下さい。
「ダラってなんやwww」
「おまえダラも分からんのか?ダラってゆーのは…」
と説明しなければならなくなり、一気に雰囲気が和む可能性があります。
【石川県】晴れの定義【習慣】
大概、晴れというのは
こういう空ではないでしょうか。
ところが、石川県の場合
こういう天気でも晴れです。
石川県は年間降水日数が160日ほどあり、1年のうち約半分は雨が降っているような状態です。(お隣の富山県や福井県も)
冬になると青空なんて激レアで、さらに雷のオプション付きとなり穏やかではありません。
冬の北陸の空は暗黒の世界です。
そんなお天道様になかなか会えない地域なので、雨や雪さえ降っていなければ、野球の試合もできる!田植えもできる!ということで、晴れも曇りもひっくるめて「晴れ」と表現しています。
自信満々に「今日晴れとる」と言われ、え?ん?…曇りですけど…。と思ってもサラッと流してください。